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くらもちふさこ

Kちゃんが、くらもちふさこを今でも持っているというので
貸してもらいました。
すっごくなつかしい。
30年前が蘇りました。
やっぱり、東京のカサノバが一番。
2回も読んでしまった。
ちいにいちゃん、女の子の永遠のあこがれのような男。
今読んでも、胸がときめいた!
カサノバは主人公の女の子の性格もかわいいから。
久しぶりに昔にもどって、ほんと楽しかったです。

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辻まことの世界
みすず書房

辻まことの虫類図譜は、
幻の名著と言われて、今日では手に入り難くなっている。
それで編者が、
虫類図譜と未発表のエッセイを1冊の本にまとめたのがこの本です。

虫類図譜
今話題の風刺画(カリカチュア)です。
人間世界を虫になぞって、作者の創作した様々な虫が登場します。
けれど、
難しくて、理屈っぽくて、その半分も理解できませんでした。

彼の作品は、複雑な家庭で生まれ育ったその生い立ちに
起因するものもあるのでしょうか。

エッセイの中で彼が、「大菩薩峠」について語っていました。
いつか読んでみたい本です。
八月の六日間
北村薫
角川書店

去年出版された話題作。
図書館に予約を入れておいたら、ようやく順番がまわってきました。
待ってました。
早速読み始めましたが、スイスイ読めます。

アラフォーの独身キャリアウーマンが、
山に魅せられ、登山にはまっていくお話。
小説ですが、登山の紀行文のようでもあります。

計5回の山行きが書かれていますが、
そのどれも、山の情景が浮かんでくるようです。

面白いのは、
本の最後に、
 登山初心者・未経験者の方は、気軽な気持ちで登りに行くことがないよう、
 くれぐれもご注意ください。
と、書いてあること。
安心して下さい。
母は、絶対に真似しません。
主人公はいつも単独行。
ひとりで歩く気楽さも楽しさもあるけれど、
道に迷ったり、予定していたバスの便がなかったり、
時には、生命の危機を感じるようなアクシデントもあり。

そんな勇気も体力も、母にはありません。
なにより、家族に迷惑かけられないから。

ヒマラヤ聖者が伝授する
最高の死に方&ヨーガ秘法
 
成瀬雅春  ヒカルランド出版

この本を、フィクションと読むか、ノンフィクションと読むか。
小説と読むか、ヨガの奥義書と読むか。
3年前のヨガイベントで成瀬先生本人にお会いしました。
まさに仙人のような方でした。
そのイベントで先生は、この本について、
ヨガの奥義書は書けないから、小説という形をとっている。
とおっしゃっていました。

本のエピローグに、解脱(ムクティ)して死を迎える時は、
どういう状態になるかということが書かれています。
とても興味深い。
ディズニーのDVD、ノートルダムの鐘をビタミンBさんから借りて見ました。
インパクトありあり。
ぜんぜん子供むけじゃない。
ドロドロでびっくりしました。
ディズニーの夢がなくて、現実的で、最後まで悲しい。
子供が見たら泣いちゃうんじゃないかな。
カジモドの作ったエスメラルダの人形をフロロが燃やすところ、
R指定だと思った。
もう一箇所、フロロがエスメラルダに欲情して、メラメラと恋の炎を燃やすところ。
R指定!
形は、ハッピーエンドなんだけど、私にとっては、ハッピーエンドじゃなかった。
というわけで、原作を読んでみたくなり図書館で借りてみました。

ノートルダム・ド・パリ
ヴィクトル・ユゴー  辻昶 訳
ヴィクトル・ユゴー文学館第5巻
潮出版社

市の図書館になくて、県図書館から取り寄せてもらいました。
貸し出し延長できない本です。
最初の数ページ読んだだけで、返却日がきてしまった。
この本を最後まで読もうと思ったら、かなり時間がかかりそうです。

ニュートンクラシックス
ノートルダム・ド・パリ

イラストで読む古典
中身は、漫画と専門家による解説という、ベストセラーシリーズ。
こんなの図書館で見つけたので、さっそく借りてみました。

小説で読んだところは、漫画ではたったの4ページ目、
枢機卿が芝居の席に着くところまででした。
ここまで読むのに、小説では作者の細かい描写と前置きが続き、
読むのに骨がおれました。
まだ、カジモドさへも登場していないところです。
わらっちゃいますね。
 
ニュートンクラシックス、面白いです。
これなら、漫画と解説をすべて読んでも1時間で読めます。
解説は、作者のおいたちから、小説が書かれた歴史的背景、
作品のテーマまで詳しく書かれていて読みごたえあります。
難解な名作も、すんなりはいることができます。
内容は、ディズニーよりも、さらにドロドロでした。
予備知識もできたので、
いつか、原作に再挑戦してみたいと思います。
ヴィクトル・ユゴー文学館、一冊5670円もする本だけど、
読破するにはかなりの時間を要するから、思いきって手元に置きたいな。
図書館で借りても、返却期限までには読めない本だから。


華氏451度
レイ・ブラッドベリ
早川書房

2014年に出版された新訳版、伊藤典夫訳です。
テレビで、横浜トリエンナーレのテーマは、1953年に書かれた
ブラッドベリのSFの傑作「華氏451度」からとられたと
解説者が語っていたので、
読んでみたくなりました。

本を読むこと、持つことが禁止される世界は考えられないけれど、
電車に乗ると、誰もがスマホに向かっている、
家に帰ってもネットに依存している現代人は、
ブラッドべリが描いた未来の世界と似ていると思いました。

次は、ブラッドベリの最高傑作といわれる、「火星年代記」を読んで
みたいと思います。
超訳
ブッダの言葉

小池龍之介 ディスカヴァー刊


今話題の東大卒のお坊さん。
彼の本は、図書館にも何冊かありましたが、
読んでみたいなと思ったのがこの本。
ブッダの言葉を、小池龍之介なりに現代風に解釈した本です。

とても読みやすくて面白かった。
さすが、東大教養学部卒。
最初から順番に読んでもいいし、好きなところから拾い読みしてもいい。
少しハードルは高くなりますが、
岩波文庫の「ブッダのことば」中村元訳も読んでみたくなりました。

心に響いた言葉

  君という存在は、過去に「何を考えたか」によって、その考えたり感じたり
  した内容が、ひとつひとつ心に蓄積されミックスされた結果のつぎはぎとして、
  今、ここに立っている。
  すなわち君とは、これまで君の心が思ったことの集合体。

     中略
 
  ゆえにネガティブな心によってイヤな話をしたり、ネガティブな心によって
  イヤな行動をしたりするならば、必ずや苦しみが自分についてくるだろう。

  優しくポジティブな心で話したり行動するなら、必ず安らぎが自分についてくる。

                               法句経1.2
とんび 重松清
角川書店

ホリエモンが、獄中でありとあらゆる本を読みあさった中で、
ナンバーワンにあげていた本です。
ホリエモンが号泣した本、手にとってみました。

ヤスさんとアキラの父と子の物語です。
ほのぼの人情物語。
不器用だけれど、アキラを思う気持ちはひと一倍。





置かれた場所で咲きなさい
渡辺和子
幻冬舎

遅ればせながら読んでみました、ベストセラー。
いちばん響いた言葉

  なにもできなくていい。
  ただ笑顔でいよう。

実は、苦手なこと。

  不機嫌は立派な環境破壊。
  笑顔で生きるということは、立派なエコ。

マザーテレサのように、神様と約束したらできるようになるかな。
来日して、激務をこなしていたマザーテレサが語った言葉。
「フラッシュがたかれる度に、笑顔で応じますから、魂を一つお救い下さい。」

面白いことに、
ホリエモンと渡辺和子は、正反対な人なのに、
本のなかで、同じことを言っていました。

  時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方。

ゼロ
 
なにもない自分に小さなイチを足していく
堀江貴文
ダイヤモンド社

小学校の頃、
家にあった百科事典を、
「あ」から順番に、読み物として全部読破したという少年時代。
その圧倒的な知識量で、小学校の成績は常にトップ。
久留米の中高一貫校から東大に入り企業するまでの話は、
とても面白く読めます。
実は、ホリエモンはとても寂しがりやで、
いつも人と一緒にいないと耐えられない。
仕事は、人とつながれるから、
仕事なしの人生は考えられない。
お金のために働くのではなく、仕事が好きだから働く。
自分に正直なあまり、たくさんの敵を作ってしまったのか。

ホリエモンは嫌いな人も多いと思うけど、
色めがねで見ず、
人生の指南書として読める面白い本です。

さっそく、メールマガジンに登録してみようかな。

ジョン
・ミューア・トレイルを行く
加藤則芳  平凡社

ヨセミテに旅立つ前に購入しました。
行く前に全部読めなかったので、残りは帰ってから。
ヨセミテで、憧れのジョン・ミューア・トレイルに少しだけ足を踏み入れました。
ヨセミテからマウント・ホイットニーまで、
シェラネバダ山脈を貫く、全長340キロのジョン・ミューア・トレイル。
アメリカのバックパッカー憧れのロングトレイルを踏破した、
日本人男性の紀行文です。
この本には、アメリカの国立公園のありかた、自然保護、環境保護に対する考え方、
バックパッカーの自然に対する姿勢が詳しく書かれています。
いつか、ジョン・ミューア・トレイルを歩いてみたいと思う人には、
絶好のガイドブックになるであろうし、
そうでなくとも、アメリカの大自然に触れることができるすばらしい本です。
340キロ全踏破は無理としても、その一部を2泊3日くらいのキャンプなら
できるかなあ。
いつか歩いてみたいです。

この本を手に取った後に知ったのですが、
著者は晩年、
ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、3年であっという間に病状が進行し、
2013年4月17日、64歳で帰らぬ人となりました。
彼のブログと、彼の奥様のブログを読むことができます。

永遠の0
百田尚樹 講談社文庫

百田尚樹2冊目。
百田尚樹のランキングでは、「海賊とよばれた男」を抜いて堂々の1位ですが、
「海賊とよばれた男」のほうが、はるかに好きです。
戦争という、自分ではどうすることもできない運命に翻弄されるよりも、
自ら道を切り開いていくストーリーのほうが好きだからです。
おろかな戦争で、どんなに多くの貴重な命を失ったか。
運命として、どうすることもできなかった悲しみ。
あの時代の人々の気持ちが書かれていて、感動ストーリーのはずですが。
「永遠のゼロ」は、とても読みにくい小説でした。
なぜなら、
戦闘のイメージが、頭のなかに浮かんでこないからです。
空母、戦艦、駆逐艦の区別もつかないからです。
ゼロ戦くらいは、なんとなくわかるのですが、
艦上爆撃機、中攻、艦爆、艦攻、など、
見たことも、聞いたこともない言葉がたくさん出てきます。
小説のなかで説明もされていますが、イメージできないもどかしさ。

理解を深めるには、映像で見ることかな。
映画「永遠の0」と「零戦燃ゆ」を見てみようと思います。

同じく戦争小説なら、人間の條件のほうが、お勧めです。
深く胸に迫りくる小説です。

海賊
とよばれた男 上 下
百田尚樹  講談社

大ベストセラーのこの本、図書館で100人待ち!
待ちきれずに購入しましたが、
この本は買っても、決して損はしません。

出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした小説。
仕事は、家族のため、社員のため、のみならず、
日本のため、日本が生き残るためにという壮大な志を持ち、
けっしてメジャーに屈することなく、世界を敵にして戦った男。
失敗してすべてを失えば、乞食をする覚悟を持って。

国岡商店の創業以来の5つの社訓とは、
  社員は家族
  非上場
  出勤簿は不要
  定年制度は不要
  労働組合は不要

そして、ひとりの馘首もなし。

さらに驚くことには、銀行家が、その人の資質を見て、
多額の融資をする時代であったこと。
同じくベストセラーになった半沢直樹に出てくる現代の銀行家とは、
なんと違うことか。

今度東京に行く機会があったら、出光美術館に行ってみたい。
仙厓の「指月布袋画賛」ぜひ見たいと思います。


心を
操る文章術  
清水義範  新潮新書

作者はこの本で、5種類の文章の書き方を伝授しています。

1.笑わせる文章
2.泣かせる文章
3.怖がらせる文章
4.怒らせる文章
5.和ませる文章

母のめざずのはもちろん、「和ませる文章」です。
知らなかったのですが、作者は名古屋出身でした。
作者が本の中で余談で語っている、
名古屋人が地元出身のアイドルについて話すとき、
これには、笑えました。
まさに、そのとおり!





アイシールド21  1〜3巻 JUMP COMICS
アメフトという、日本ではマイナーなスポーツを、
アメフトという、ルールのわかりにくいスポーツを、
よくぞこんなギャグ漫画に仕立て上げてくれましたって感じ。 感心しました。
ジャッキーが高校でアメフトをやっている間、 結局、ルールはわからずじまいでしたが。
ジャッキーが離れて暮らすようになったので、 ジャッキーとの話題作りのために、
読んでみました。
例によって、 たまおやじが、はまってしまった。
早く、続きを借りてほしくてウズウズしてます。
母は、3巻まででもういいかな、と思ってるけど。
漫画って母にとっては、 読書ほどに読むのに時間がかかり、疲れるものなのです。
字が細かくて、読めないからかな。
そろそろ、老眼鏡デビューかな。
せっかくデビューするなら、 お洒落なの買ってからですね。






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