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永遠の0
百田尚樹 講談社文庫

百田尚樹2冊目。
百田尚樹のランキングでは、「海賊とよばれた男」を抜いて堂々の1位ですが、
「海賊とよばれた男」のほうが、はるかに好きです。
戦争という、自分ではどうすることもできない運命に翻弄されるよりも、
自ら道を切り開いていくストーリーのほうが好きだからです。
おろかな戦争で、どんなに多くの貴重な命を失ったか。
運命として、どうすることもできなかった悲しみ。
あの時代の人々の気持ちが書かれていて、感動ストーリーのはずですが。
「永遠のゼロ」は、とても読みにくい小説でした。
なぜなら、
戦闘のイメージが、頭のなかに浮かんでこないからです。
空母、戦艦、駆逐艦の区別もつかないからです。
ゼロ戦くらいは、なんとなくわかるのですが、
艦上爆撃機、中攻、艦爆、艦攻、など、
見たことも、聞いたこともない言葉がたくさん出てきます。
小説のなかで説明もされていますが、イメージできないもどかしさ。

理解を深めるには、映像で見ることかな。
映画「永遠の0」と「零戦燃ゆ」を見てみようと思います。

同じく戦争小説なら、人間の條件のほうが、お勧めです。
深く胸に迫りくる小説です。
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