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久司道夫のマクロビオティック入門編 ・ 久司道夫のマクロビオティック四季のレシピ
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久司道夫先生のマクロビオティックの考え方がとてもわかりやすく書かれています。
驚いたのは、このマクロビオティックのもととなる考え方はすでに、
終戦後まもない頃に日本ではじまっていたということです。
そしてマクロビオティックは、ただ健康になるための食事ではなく、
世界平和を目的としたものだったのです。
世界平和のため人間性をよくしようとして変えられるものは食べ物だけ。
という壮大な理念に基づいています。
久司先生が古今東西の食生活を研究してもっとも優れているのは、
日本の伝統食であるという結果にたどりつきました。
これが、クシマクロビオティックです。
レシピ本を見ると、日本人にはお馴染みの食材ばかりなのでアメリカ人よりは、
はるかに入りやすいと思います。
ただ完璧にするのは難しいので、まずは毎日の食事に玄米を取り入れることから。
玄米を食べていると、自然と肉がほしくなくなり野菜中心の食生活になっていくそうですよ。
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病気にならない生き方  新谷弘実
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日本とアメリカで30万人もの胃腸内視鏡検査をしてきたという新谷先生。
それを診てわかったことは、食べ物から体がつくられるということです。
「健康な人の胃腸は美しく、不健康な人の胃腸は、美しくない。」
胃腸にもっとも影響をあたえるのは、食暦と生活習慣だそうです。
理想の食事は、
お酒、たばこはもちろんのこと、
肉、乳製品、コーヒー、お茶などの嗜好品をとらない。
よい水をたっぷり飲む。
植物食と動物食のバランスは、85対15。
そして動物食は魚でとるのがベスト。
植物食は、穀物、野菜、果物で、
穀物は玄米などの生成していないものを選ぶことがポイントです。

この本を読むと一度自分の体を浄化してみたくなります。
なぜ肉を食べなくてもよいのか、なぜ牛乳は体に悪いのか。
この本にはすべての答えが書いてあります。
今まで常識だと思っていた栄養学との違いにびっくりします。
人間の体の細胞は、部位によって差はありますが120日ほどで入れ替わるそうです。
まず4ヶ月、よい食事とよい生活習慣を続けること。
体が元気になると、心も元気になれるそうです。
ストレスで甘いものに走ってしまう悪い癖。
体の中にはいっぱい悪いものをためこんでる気がします。
最近元気がないのはそのせい?
毎日の食事、無理なく少しずつ変えてみたいと思います。
悼む人  天童荒太
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「悼む人」
図書館で借りようと思ったら予約は60人待ち、
順番がまわってくるのは来年の春と言われました。
本好きのご主人を持つお友達に頼んで貸してもらいました。
春休みに道後温泉に行った時、道後の商店街に
「天童荒太さん直木賞受賞おめでとう」の垂れ幕がかかっていました。
彼は道後出身だったんですね。
子供達がまだ小さい頃、「永遠の仔」を読み衝撃をうけました。
本を読んであんなにボロボロ涙をながしたのは、最初で最後です。
あの衝撃があまりにも大きかったので、「悼む人」少し期待はずれでした。

小説の中に何度もでてくる、
人が生きてきた証とは、「誰に愛され、誰を愛し、どんなことをして人に感謝されたか。」
この言葉は胸に響きます。
この世に生きるということは、すべて人とのつながりなんですね。
静人が死ではなく生に目をむけた時、きっとすばらしい力を発揮してくれるのではと思います。
園芸家12ヶ月            ダーシェンカ小犬の生活IMG_7289.JPGIMG_7288.JPG








チェコの生んだ著名な文学者 カレル・チャペックの本2冊です。
チャペックは小説、エッセイ、旅行記、童話、戯曲などさまざまなジャンルの作品を
書いています。
園芸家12ヶ月を読んでチャペック先生の大ファンになってしまいました。

子供の手が離れて仕事も引退して自分の時間が持てるようになったら、
ダーシェンカのようなかわいい小犬を飼って、植物を育てることに一喜一憂するような毎日を
送れたらなあ。夢の生活です。
そしてチェコのスタラー・フッチに今も残るチャペックが晩年を過ごした家、
チャペック記念館にいつか訪れてみたいです。
大好きなTV番組「夢の3シェフ競演」が本になったと聞いてさっそく本屋さんへ走りました。                          IMG_7082.JPG 
 
夢の3シェフ競演レシピ  落合 務                               
                 中嶋貞治
                 孫 成順




NHKで朝、月1回不定期?に放送している番組です。
仕事に行く前、テレビを見ながら家事をしているとやってる番組です。
月1回なので見逃してしまいそうですが、必見の番組です。
同じ食材を使って、イタリアン、日本料理、中華料理の当代きっての3シェフが
料理を競います。
それぞれ一流の料理人でありながら、他のシェフの作る料理には興味津々。
のぞきこんでみたり、途中で味見をしてみたり。
試食タイムも和気あいあい。
3人のかけあいが面白くて、とても仲よしのおじさん達なのです。
刺激をうけながら、高めあいながら、理想の友達関係だと思いませんか?
本の中で落合シェフが、
今まで発信するばかりだったからそろそろ恩返しをしたい。
全国回って料理を食べてもらうチャリティーイベントをして、
お家でご飯をつくりたくなるようなイベントがしたいんだそうです。

すばらしい発想ですね。
わが街にやってきたら、並んでも行っちゃいますよ。

愚か者の杖  夢枕獏IMG_7095.JPG








マレーシア、アラスカ、オーストラリア、パラオ、コスタリカ、そして南アフリカ。
世界中の海や川で、大きな魚を釣り上げるお話です。
写真がとてもきれい。
仕事で自分の好きな釣りをするため世界中に行かせてもらえるなんてうらやましい限りです。
ある時は、アラスカの川原で釣りをしながら締め切りに追われて原稿を書いていた著者。

でも昔すこしかじった開高健の「オーパ」にくらべたら、文章に深みがなくて面白くなかったです。
いつかまた、「オーパ」を読破してみようという気にさせられました。

言い寄る
私的生活
苺をつぶしながら        田辺聖子

乃里子3部作です。
仕事で銀行によった時、待ち時間にパラパラめくっていた女性週刊誌に
マンガで連載されていたのが、「言い寄る」でした。
これがなかなか面白くて、原作 田辺聖子の文字に惹かれました。
図書館で探してみたら、田辺聖子全集の第6巻に乃里子3部作で収録されていました。IMG_6976.JPG








「言い寄る」は、乃里子が昔から恋心をいだいていた吾郎ちゃんと、
財閥の御曹司、ぼんぼんの剛、中年の水野氏、3人の男達をめぐる
乃里子の微妙な恋心を書いた小説です。
「私的小説」、「苺をつぶしながら」は、乃里子のその後のお話。
結婚とは、女がひとりで生きていくとは、乃里子の奮闘が書かれています。
大阪弁でテンポよく書かれた恋愛小説はとても小気味よく、
それでいて人生の男と女の悲しみが見え隠れして、いい感じなのです。
甘すぎず、男と女のかけひきが楽しめて、、ちょっと大人でそして純粋で、
こんなに面白い恋愛小説を読んだのは久しぶり。
女の視点で書かれているからなおいいのかな。
3部作いっきに読みました。
「言い寄る」は、昭和48年に書かれたとは思えないほど、
今読んでも古さを感じさせない小説です。
全集の中ページには単行本と文庫本の装丁の写真も載っていました。
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いつかは軽井沢の万平ホテルに泊まってみたいな。
大阪に行ったら、ヨーロッパ通りにある長崎堂のティールームでお茶を飲みながら
オルゴールを聴いて。おみやげは夢色ボンボン。
本を読みながら想像の世界に浸るのもまた楽し、ですね。

流星の絆  東野圭吾IMG_6925.JPG








お友達から貸してもらった東野圭吾、第3弾です。
物語の冒頭から面白くて引き込まれました。
しかし犯人設定に無理があるのと、
ハッピーエンドの結末が安易すぎて、不満が残りました。
みなさんはいかがでしょうか?
私的には、「容疑者Xの献身」や「白夜行」のようなちょっと屈折してるほうが好みです。

坊っちゃん  夏目漱石
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春休みに松山旅行を計画中です。
どこへ行ってなにを食べようかな?
旅のプランを練り、思いをめぐらせている時がいちばん楽しいんですよね。
「坊っちゃん」を読み、「千と千尋の神隠し」を見て、
旅立つ前にやっておきたいことはいっぱいです。

松山に行ったら坊っちゃん風に。
マッチ箱の様な汽車に乗り、道後温泉は三階の新築で上等、浴衣と天目のお茶つき。
湯船で泳いだあとは、旨いと評判の団子を二皿。お腹がすいたら天麩羅蕎麦もいいなあ。
想像するだけでわくわくしますね。
いま伝えたい大切なこと  日野原重明IMG_6677.JPG








去年の11月に日野原先生の講演会に行った時、おばあちゃんが購入した本です。
講演後のサイン会で、おばあちゃんは列のいちばん先頭に並びました。
トップバッターです。
握手もしてもらい感動していました。日野原先生の手はとても柔らかかったそうですよ。

97歳になられた日野原先生が、神様からあたえられた最後の仕事だと信じて
執筆された本です。
「いきがい」をもって生きることが、97歳になってもこんなに精力的に生きることができる
力の源なんですね。



いじわるばあさん 第1巻  長谷川町子IMG_6902.JPG








冬休みのとある1日。
たまへいが、「今日は図書館に行きたいな。」と言いました。
冬休みの宿題の日誌を片手に持ち、ジャンバーのポケットには鉛筆と消しゴムが。
さすがは男の子、身軽ですね。
朝、車で仕事に出かける時に図書館でたまへいを降ろしました。
お昼にお迎えに行くと、借りたい本を山積みにして待っていました。
ルアー作りの本、磯釣りの本、バスケットボールの本に混じっていたのは、
「いじわるばあさん」の第1巻でした。

冬休みの娯楽にぴったり。母も読んでみました。
いじわるばあさんってほんとにいじわるです。
でも時にはいいことをして、その自分がゆるせなかったりするんです。
素直じゃないところがまたおもしろい。

長谷川町子の代表作は「サザエさん」だと思っていたんですが、
「いじわるばあさん」のなかに、長谷川町子の本質を見た気がしました。
4コマ漫画という限られたスペースの中に、すべてのドラマがあります。
俳句と同じですね。
4コマ漫画は日本の文化?それとも外国にもあるのかな?
疑問に思って調べてみたら、古くからある日本の漫画の形式だそうです。
あらためて、日本の文化に感嘆しました。
容疑者Xの献身  東野圭吾
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ガリレオシリーズ2冊目です。
映画も見に行ってしまったというお友達に、また貸してもらいました。
東野圭吾の本は、今まで「白夜行」しか読んだことがありませんでした。
恐ろしくてそれでも読み進めなくてはいられない面白さがあり、すごい小説だなと思いました。

ガリレオシリーズを読んでわかったこと。
東野圭吾の小説は理系の頭脳で書かれていたんですね。
綿密に計算されたストーリーと登場人物の心理描写にひきこまれました。
数学者の孤独と、ガリレオとの友情には胸をうたれます。

なぜ数学を勉強しなければならないのか、という疑問に答えてくれる小説でもありました。
探偵ガリレオ  東野圭吾IMG_6831.JPG








福山雅治大ファンのお友達に貸してもらいました。
今話題のガリレオシリーズです。
探偵ガリレオは短編集なのでストーリーや人物描写にすこし物足りなさを感じました。
ドラマは見てませんが、
クールな若き物理学者のイメージは、福山雅治にぴったりですね。
竜馬がゆく  1~5巻  司馬遼太郎

2年後の大河ドラマに、福山雅治が坂本竜馬を演じるというニュースを耳にしました。
福山雅治ファンではありませんが、ちょっと時代を先取りして
「竜馬がゆく」を読んでみたいなと思いました。全8巻、はじめての長編歴史小説です。
11月のはじめに本屋さんをのぞいた時にはすでに坂本竜馬コーナーが出来あがっていました。
対応のはやさにびっくりです。

今まで歴史小説は難しそうと敬遠していましたが、読み始めて認識が変わりました。
司馬遼太郎の書き方が上手いんですね。こんなにおもしろいとは。
司馬遼太郎大先生を前にして、こんな失礼な言い方をしたらファンの方に怒られそうです。

竜馬という人間がとっても面白い。男も惚れる男です。
男の子なら一度は読んでほしい本だと、母として思いました。
4巻まで読破し、ついに5巻に突入です。IMG_6811.JPG








竜馬のイメージは、福山雅治とは随分かけ離れていますが、
どんな竜馬を演じてくれるのか、竜馬と関わった女性達を誰が演じるのか今から楽しみです。
宇宙への秘密の鍵  ルーシー&スティーヴン ホーキング
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あの高名な「車椅子の物理学者」ホーキング博士とその娘ルーシーの書いた
児童向けSF冒険物語です。
科学的事実に基づいているので、楽しみながら宇宙について学ぶことができます。
本の中には惑星や銀河の美しいカラー写真、図説や解説もふんだんにもりこまれています。
こんな教科書があったらな。
子供達が少しでも宇宙に興味を持ち、地球の未来のことを考えてくれたらという
ホーキング博士の思いがこめられた本です。

続編も書かれているとのことなので、続きが楽しみですね。

世界中でベストセラーとなった「ホーキング、宇宙を語る」、難しそうだなと敬遠していましたが、
今度読んで見ようと思います。
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