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悼む人  天童荒太
IMG_7333.JPG







「悼む人」
図書館で借りようと思ったら予約は60人待ち、
順番がまわってくるのは来年の春と言われました。
本好きのご主人を持つお友達に頼んで貸してもらいました。
春休みに道後温泉に行った時、道後の商店街に
「天童荒太さん直木賞受賞おめでとう」の垂れ幕がかかっていました。
彼は道後出身だったんですね。
子供達がまだ小さい頃、「永遠の仔」を読み衝撃をうけました。
本を読んであんなにボロボロ涙をながしたのは、最初で最後です。
あの衝撃があまりにも大きかったので、「悼む人」少し期待はずれでした。

小説の中に何度もでてくる、
人が生きてきた証とは、「誰に愛され、誰を愛し、どんなことをして人に感謝されたか。」
この言葉は胸に響きます。
この世に生きるということは、すべて人とのつながりなんですね。
静人が死ではなく生に目をむけた時、きっとすばらしい力を発揮してくれるのではと思います。
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