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女子中高生に人気のケータイ小説なるもの。興味があって一度読んでみたいと思っていました。
アボリーゼのお友達に貸してもらいました。
とても疲れる小説です。2巻を読破し疲労困憊しました。
この小説を読んで多くの女子中高生が涙しベストセラーになったという事実のほうが、
悲しいです。
まったく現実が見えていない女の子、美嘉。
16歳で赤ちゃん生んで育てる決心をした美嘉とヒロ。ただ好きだからと言う理由で。
まるでおままごとみたい。
ヒロが美嘉と別れるためにとった行動も、ほんとに相手のことを思いやる気持ちがあったら
もっと別の方法があったはず、最低な男です。
美嘉の一方的な視点から書かれ、いつもヒロを美化する美嘉。
べたべたした友達関係も、私だったら耐えられない。あまりに放任主義な親にもあきれました。
読んでいて、腹立たしくなることばかりです。
唯一、好感がもてるキャラクターはウタ。結局彼女も都合のいい女にされてしまうのですが。
アボリーゼと話して安心したこと。彼女も私の意見に同感してくれました。
彼女の友達も、「恋空」大好きウルウル派と、ナニコレ派と2つにわかれるようです。
若い頃、「智恵子抄」の愛の世界に感動しました。
今どきの女子中高生は「智恵子抄」なんて読まないのでしょうか?
時代は変わりましたね。
四国八十八カ所ウォーキング JTBパブリッシング
細谷先生もしているというお遍路さん。
実は私も高校生の頃から、
いつか四国八十八カ所めぐりをしてみたいという夢をいだいていました。
弘法大師が四国を巡り霊場を開いたのは42歳の時、
松尾芭蕉が奥の細道の旅に出たのは46歳の春でした。
そして私ももうそんな歳に近づいてきました。
夢に一歩でも近づくため図書館で本を借りてみました。
四国八十八カ所めぐり、歩いて全踏すると60日かかります。
そのため県ごとに区切ってお参りする、「一国参り」、
気候のいい春または秋を選んで区切って巡る人も多いそうです。
この方法なら、あながち夢でもなさそうですね。
「同行二人」(どうぎょうににん)という言葉があります。
巡礼の間、いつも弘法大師が見守られているという意味です。
お遍路の持ち物の金剛杖(こんごうづえ)は弘法大師の身代わりです。
一日の巡礼の後は、杖の先を水で洗い大切に扱います。
橋の下では弘法大師が休んでいると言われているので、橋の上では杖をついてはいけません。
この本を読んでいろいろ勉強になりました。
同行二人と思えば遠い遍路の道の心のささえになりますね。
夏の富士登山と四国八十八カ所めぐり、まず体を鍛えることからはじめなくては。
聖路加国際病院の小児科の細谷先生が綴った日々の日記です。
NHKテレビの対談番組で細谷先生を見て感銘をうけ、早速図書館で本を探しました。
小児医療に人生をささげ、超多忙な日々を過ごしながらも俳句を楽しみ
お遍路の旅を楽しみ、週末は山形の実家の診療所に、
日帰りで年老いた父親を手伝いに行くという毎日です。
淡々と書かれていますが、どんなに頑張って治療しケアをしても
亡くなっていく子供達もいて、涙をさそいます。
長年小児科医として医療に従事しても、すべての亡くなった子供達のことを忘れず、
人の悲しみをうけとめる細やかな感受性を持ったすばらしい先生です。
そして、「燃え尽き症候群」になる前に、時々は心の底に沈殿した思いを誰かに吐き出して
スッキリしておくことが大切だという先生の言葉。
先生の場合は、ほめ上手の上司に恵まれ、聞き上手の仲間に恵まれ、加えて物を書くこと。
お遍路の旅で手をあわせて祈ること、自分のためではなく、
背負っているすべての人々のために。
29歳の若さで、世界で初めて五大陸最高峰すべてに登ってしまった破天荒な
青春の物語です。
「男は、一度は体をはって冒険をやるべきだ。」という著者の言葉。
ヨーロッパ・アルプスに憧れ、アメリカに資金稼ぎのため片道切符で船に乗るところから
冒険は、はじまります。
五大陸最高峰のうち、エベレスト以外は単独登攀です。
山登りのみならず、お金の節約のためアマゾン単独イカダくだりまでやってのけます。
孤独を愛する心と、強靭な精神力にはただただ感嘆するのみです。
おもしろくて一気に読みました。
「自分に敗け、悲愴感をもつようなことは、クライマーには絶対に許されない。」
生と死と隣りあわせの極限状況を乗り越えてきた著者ならではの言葉です。
夏の富士山ならなんとか登れるでしょうか?
影響されやすい私は、いつかは富士山に登ろうという夢をいだきました。
そのためには、まず体力づくりからですね。
そして、アルゼンチンのメンドサ。植村直己が世界一美しいという町並み。
世界一周旅行のリストに加えました。
冴え渡るような月の光の美しさと虫の音を楽しむ今日この頃。
漫画で読む源氏物語、秋の夜長にぴったりですね。
平安時代の雅やかな貴族の世界、
ここには忘れかけていた日本人の美意識と奥ゆかしさがあります。
そして千年も前に書かれたとは思えないほど、恋に悩む女性の気持ちは今も昔も同じです。
光る君は美男子でお金持ち、教養があってスポーツ万能、そして女性にやさしくてとてもマメ。
モテ男の条件は昔から変わらないんですね。
源氏物語、漫画でもかなり読みごたえありました。
親、子、孫3代におよぶ壮大なストーリー展開の中、
光源氏が愛した多くの女性達の人物描写は、千年たった今も色あせることなく心に響きました。
いつか、円地文子訳や瀬戸内寂聴訳も読むことができたらという野望をいだいてます。
真理を追いもとめる科学の物語 アイリック・ニュート
夏休みにおすすめの中高生向けの科学の本、新聞の書評に載っていた中の一冊です。
理科嫌いで大人になってしまった私にとって、すべてが新しい発見でした。
コペルニクス・ガリレオ・ニュートン・アインシュタインからDNAの発見まで。
真理を探究してきた科学者の歴史がわかりやすく書かれています。
40億年前の原始地球の時代、すべての生命の源の分子は海から生まれました。
気の遠くなるような長い生命の歴史のなかで人類が誕生し、
今自分がこの世に生きていることはとても不思議な気がします。
地球、宇宙、そして生命。科学者の目からみると世界はまったく違ったものになります。
月は地球に向かって落下し続けている?光速の宇宙船をつくったらタイムマシーンになる?
DNAの発見によって、遺伝子操作まで可能になってしまった現代。
科学によって、人類の歴史はどんどん変化しています。
悪の科学者がこの世を支配する時代だけには、なりませんように。
ルーキーズ 森田まさのり
最近、コミック本をレンタルすることを覚えました。
10冊以上借りると、7泊8日で1冊70円になります。
家族みんなで夢中になれて、とってもお値打ち。
おまけに読みたい時にいつでもお家で読めます。
マンガ喫茶よりいいですね。
まずは手始めにテレビで人気の、「ルーキーズ」を10巻借りました。
川藤幸一の熱さと、安仁屋のかっこよさはテレビのイメージが強すぎました。
マンガのほうは喧嘩シーンとガラの悪さにちょっと辟易です。
でも川藤先生のまっすぐで熱いところはやっぱりピカいち。
「夢にときめけ 明日にきらめけ!」
スラムダンク 井上雄彦
遅ればせながら、スラムダンク31巻読破しました。
こんなに夢中になれるものがあるなんてうらやましい。青春マンガのバイブルです。
上手い人は、人が見ていないところで人一倍努力しているんですよね。
読んでいてバスケの試合のながれのわからないところは、全部たまへいに教えてもらいました。
さすがバスケ部です。
いろんなキャラクターが登場するけど、やっぱり天才桜木が一番。
そしてなんといってもマドンナの名前がいいですね。
世界を旅した猫
ヘンリエッタの華麗なる生涯 クリストファー・S・レン
犬派の私が猫派になってしまったほど。猫を飼ってみたくなる本です。
ニューヨークタイムズの海外特派員の家族と一緒に世界中を旅した猫、
ヘンリエッタ。
モスクワ、北京、カイロ、オタワ、ヨハネスブルクなど。
言葉は通じなくても、主人公の気持ちを察して癒してくれるシーンは感動もの。
ヘンリエッタも飛行機に乗る時は、一人前の搭乗客。
猫にサービスのいい飛行機会社はどこか?なんて興味深いですね。
小さな家とスイスの朝食 堀井和子
あこがれのパンの先生、堀井和子さんの旅のエッセイです。
一度は行ってみたいな。スペインとフランスの国境の町、バスク地方。
旅行に行くと、あれもこれもとよくばっていつもあくせくしてしまう私です。
ゆったりした時間のながれる旅があこがれです。
仕事の行き帰り、ちょっとだけの寄り道で世界中を旅することができます。
図書館には一生かかっても読みきれないほどたくさんの本があります。
貸し出し中の本は予約もできて、
おまけにリクエストすれば他の図書館からおとりよせも可能です。
それでもない本は購入もしてくれます。すごい。
お家の本箱はいっぱい。もう本を買うのはやめにしようかな。
お金がなくても世界中に飛ぶことができます。
深い河 遠藤周作
インドの光景がまざまざと目に浮かんでくる小説です。
人生の終わりに旅するところはインドでしょうか?
人間の生と死について深く考えさせられる一冊でした。
読んだあと、胸の奥深く余韻が残る本です。
KGBの世界都市ガイド 旧ソ連KGBの元諜報部員達が実名で語る世界の都市ガイド
です。ロシアではベストセラーに。
自分の身分をカモフラージュするため日夜努力するさまが、
ユーモアたっぷりに書かれていたりして。
残念ながら、読破できずに返却となりました。
いつかまた時間のあるときに読んで見たい本です。