母と旅した900日 王一民(ワン・イーミン)
ユ・ヒョンミン
母親を手作りのリヤカーにのせ自転車で牽いて3年がかりで中国横断の旅をし、
「今世紀最後の親孝行者」と呼ばれた息子のお話です。
99歳の母と74歳の息子。
広大な野原のど真ん中で突然遭遇する大雨。
肩から血を流しながら、リヤカーをロープで引いて登る坂道や峠。
「休み休み行こう、この世に急ぐことはひとつもね。」
種が芽生えて実を結ぶまでの自然の速度が真理と信じて生きてきた母の人生観。
広大な中国の自然の美しさと、母を思う息子の気持ち。
本の中の写真の母の笑顔が印象的な、感動の旅の日記です。
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