halのブックレビュー
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告別 福永武彦
福永武彦全小説 第6巻
告別は、福永武彦の多くの作品が絶版になっているなか、
文庫に残っている作品なので読んでみました。
他の作品と比べてランキングの上位に入る小説ではありませんが、
福永武彦ファンとしては、はずせません。
この小説もまた、愛のない夫婦生活と、愛人との間で揺れ動く中年男が書かれています。
そして大学生の娘夏子が、父親の裏切りを許すことができず自ら死を選んでしまう。
上條の煮え切らない、優柔不断さには、あきれてしまった。
福永の他の小説の主人公のように魅力的でもないので、少し物足りなさを感じました。
夏子が若さゆえの潔癖さと純粋さで、父親をやりこめるシーンはあっぱれだったのですが、
自殺してしまうのがとても残念。
なにも自殺まですることはなかったのに。
次は、「幼年」を読んでみたいと思います。
福永武彦全小説の附録の月報で、東山魁夷と三浦哲郎が「幼年」を絶賛していたからです。
これで一通り、福永武彦先生の読みたかった小説を読破することになります。
次回は、福永武彦の小説ランキングをしてみたいと思います。
お楽しみに。
福永武彦全小説 第6巻
告別は、福永武彦の多くの作品が絶版になっているなか、
文庫に残っている作品なので読んでみました。
他の作品と比べてランキングの上位に入る小説ではありませんが、
福永武彦ファンとしては、はずせません。
この小説もまた、愛のない夫婦生活と、愛人との間で揺れ動く中年男が書かれています。
そして大学生の娘夏子が、父親の裏切りを許すことができず自ら死を選んでしまう。
上條の煮え切らない、優柔不断さには、あきれてしまった。
福永の他の小説の主人公のように魅力的でもないので、少し物足りなさを感じました。
夏子が若さゆえの潔癖さと純粋さで、父親をやりこめるシーンはあっぱれだったのですが、
自殺してしまうのがとても残念。
なにも自殺まですることはなかったのに。
次は、「幼年」を読んでみたいと思います。
福永武彦全小説の附録の月報で、東山魁夷と三浦哲郎が「幼年」を絶賛していたからです。
これで一通り、福永武彦先生の読みたかった小説を読破することになります。
次回は、福永武彦の小説ランキングをしてみたいと思います。
お楽しみに。
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