海辺の生と死 島尾ミホ
創樹社
島尾ミホ、2冊目です。
市の図書館にはなくてリクエストしたら、津島図書館からとりよせてもらえました。
本を手にとって、思わず感動の吐息が・・・・。
1974年7月25日の初版本でした。
歳月を感じさせる色あせた表紙。
保存状態は良く、中身はとても綺麗でした。
図書館の書庫に静かに眠り、何年かぶりにようやく日の光をあびた本。
島尾ミホの幼少時代の美しい加計呂麻島のくらしが目にうかびます。
そしてこの本のために書き下ろした、島尾隊長との思い出の最後の夜。
作者の純粋で一途な愛は、加計呂麻の海のように力強く美しい。
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