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IMG_0874.jpgマンガ 法然上人伝  JP

JPとはジャンプコミックではありませんよ。
浄土宗出版です。




ジャッキーにもらったマンガ 法然上人伝
面白かったです。
我が家も浄土宗なので、浄土宗の歴史がよく理解できました。
そして京都のお墓参りに行くお寺が、どうして黒谷さんというのか
このマンガを読んではじめてわかりました。
比叡山には
三塔十六谷二別所とよばれ、
東塔、西塔、横川の三塔のなかに
あわせて十六谷と二別所があり、三千坊といわれる多くの坊舎が建てられていました。
その中で西塔の黒谷別所は唯一、世捨人と呼ばれる修行僧があつまるところでした。
18歳にして、法然は自ら黒谷別所に入り、
法然の名をもらい、求道のひじりとなったのでした。
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IMG_0873.jpg死線を越えて  賀川豊彦







もう20年ほど前に父の口から出た言葉。
「若い頃に、賀川豊彦の死線を越えてを読んだ。」
修道院に入りたいという姉に反対して、説得する時に出た言葉です。
「死線を越えて」の響きがなぜかずっと耳に残り、いつかは読んでみたいと思っていた本です。
図書館に水滸伝の10巻を借りに行った時に検索してもらい、ついに手に入りました。
大正時代に100万部が売れたという空前のベストセラーです。
現代のベストセラーとは全く質を異にしている社会派の小説に驚きました。
2009年にPHPから復刻版が出版された賀川豊彦の自伝的小説です。
学生時代の生活と生い立ちを語った前半は、少々退屈で読むのに骨が折れますが、
後半、神戸の葦合新川の貧民窟に身を投じ、キリスト教の精神を持って
人々を救済するくだりからは、一気に最後まで読みました。
100年前の日本に存在していた、想像もできない貧民窟のすさまじさ。
そして自ら死を決して貧民窟に入り献身的に活動する賀川の姿は、
インドのマザーテレサを彷彿とさせました。
理想を掲げながら、自分だけの力ではどうにもならない社会に挫折し、貧民窟の貧しさに泣き、
救われない貧民窟の暮らしの中で賀川の語った言葉には、どん底の生活の中でも心の美しさを
失わない人達がいることに、驚愕と感嘆の思いでした。
そして貧民窟の子供達を美しいと言い、子供達を愛する賀川の姿には神々しさをも感じました。

貧民は悲しくて泣かなくてはやり切れない時にも勉めて笑うことがある。
  泣いとったって、仕方がないわな。
  笑って送るのも一生なら、泣いて送るのも一生であったら、笑って送らな損やな!
という乞食のお春の言葉。
貧民窟には物質を離れ虚栄を離れて、赤裸々の最も人間的な、最も肉体的な笑いが出来るのである。

100年前の日本にもこんな世界があったことを、
この本に出会って初めて知ることができました。
生きるとはなにか、人間とはなにかを考えさせられる本です。
水滸伝 北方謙三
IMG_0327.jpg
水滸伝第1巻、ついに読破しました。
面白いです。
さっそく第2巻も図書館で借りてきました。
1巻を読んで母のお気に入りのキャラクターは、
安道全先生です。




ジャッキーが、「安道全先生は、戦かわないけど大活躍するよ。」
う~ん。これからが楽しみです。
そして、「美味そうな食い物がたくさんでてくるんだ。」
たしかに。
ただ戦の話だけではなく、人物描写、中国の風俗、生活、儒教的な考え方など、
どれをとっても興味深くて面白い。
これなら全19巻、なんとか読めそうです。
そしてジャッキーと共通の話題ができたのも嬉しい。

美味そうな食い物
阮家の料理
鍋の蓋を取った。濃密な匂いがたちのぼってくる。
魚の肝臓を壷一杯集め、すり鉢で擂り潰し湯の中に溶かし込む。生臭さを消すために香草を
何種か入れ、去年の秋にとって干した茸もたっぷり。そして
湯通しした魚の切り身を入れる。味付けには少量の塩と山椒の実を潰したもの。
朱貴の店の料理
豚のもも肉を煮たものを大皿で出す。野菜は胡麻を搾った油で炒め、辛味と塩味をつけた。
饅頭は、魚肉を刻んだものを麦の粉で包んで蒸してある。生臭くならないように魚肉は一度
湯に通し、わずかに塩味をつける。朱貴の店の自慢の一品だった。
饅頭がいい具合に蒸しあがっていた。
いつもとは違うかおりもある。
蒸すための湯の中に酒をかなり入れましてね。先生に対するせめてもの私の心尽くしです。

上手そうな食い物、まだまだいろいろでてきます。
興味のある人は読んでみて下さい。
ヨガの喜び  沖 正弘
IMG_0325.jpgまなみ先生は、沖ヨガの先生です。
先生に初心者向けの本を2冊紹介してもらいました。
沖正弘は沖ヨガの創設者です。
第二次大戦が始まろうとしていた頃、特別諜報員として、
東西の医療法と各種教派の修業法を修得し、
なかでもヨガを探求し日本にヨガを広めた第一人者です。
この本は正統派ヨガ入門書です。
ただポーズをとることがヨガではない。

ヨガとは何か、その本質が書かれたすばらしい本です。
何度も読み返し手許に置いておきたくなる本。人生の指針となる本です。
心にとめておきたい言葉がぎっしり詰まっています。

身体に聞くヨガ  石井三郎
IMG_0326.jpg石井三郎は、まなみ先生の師です。
いまは亡き沖正弘の道場で修行をし、
沖先生から直に指導をうけた先生です。
わかりやすく、実践的に書かれた本です。
ただいま執筆中です。
しばらくお待ち下さい。

市民講師 船橋旭先生の講演を聞き、遅ればせながら環境問題に関心を持ちました。
先生推薦の参考図書18冊のなかから、さっそく図書館で何冊か借りてみました。

エコロジーだけが経済を救う  フランツ・アルト
IMG_1089.JPG







エコ・エコノミー レスター・ブラウン
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地球のなおし方 ドメラ・H・メドウズ  デニス・H・メドウズ
画像なし

スロー快楽主義宣言  辻 信一          IMG_1091.JPG








1Q84 BOOK3  村上春樹
IMG_0970.JPG1Q84のBOOK3は、
やっぱりおじいちゃんが買っていたので貸してもらいました。
続きがどうなるのか気になって一気に読ませる
ストーリー展開なのですが・・・・。
読み終わった感想は、う~ん。
こんなに売れてる本なのに、
「すごく感動したから人にすすめたいな。」と思うような
本ではないのです。

結ばれる運命の2人のお話にしては、ストーリーが懲りすぎてる。
作者の意図するところが、もっと深いところにあるのかな。
BOOK1とBOOK2を読んでから間があいてしまって、細かいところも忘れちゃいました。
読み返してみたら、なにか発見があるのでしょうか?

我が志アフリカにあり  島岡由美子
IMG_0969.JPGYの学校の図書館で借りてきてもらった本。
Yの学校の卒業生、島岡由美子さんの本です。
縁あって革命児、島岡強さんの妻となり、
結婚してすぐにアフリカのタンザニアに渡り、
アフリカの真の独立革命のために、
活動されている方です。
 日本人として、アフリカの地で
アフリカのためにすべてをささげている、
かくめいじ、島岡強さん。
アフリカの人々が援助にたよらず、自らの力で生活できるように、寝食をともにし、
ともに漁業をし、現地の若者に柔道の指導をする「かくめいじ」。
ひっきりなしに現地のアフリカ人や日本人、日本からの旅行者の訪問を受け入れ、
まったくプライベートのない生活。
まず由美子さんが最初に洗礼をうけたのは、アフリカの安食堂、キオスクでの食事でした。
「先憂後楽」  世の中の誰よりも先に憂い、世の中の誰よりも後に楽しむ
「一期一会」  すべての人を受け入れ、誰とでもわけへだてなく精神誠意、接する
この言葉そのままに生きる強さんとともに生活することは、並大抵の女の人には、
できることではありません。
由美子さんが現地でマラリアに罹り、奇跡的に一命をとりとめ、イスラム教徒になるくだりは
感動的です。
歴史と文化のある日本に生まれ、教育をうけて育ったことに感謝しました。
教育がどんなに大切なことかをあらためて実感しました。
 

豆しば  キムソクウォン 渡部祥子
IMG_0623.JPGYの学校の図書館で借りてきてもらった本、第2弾。
ナマケモノはせっせと動きまわると、体温が上がりすぎて
死んじゃうんだって。
ハゲタカの頭がハゲているのは、頭にのぼった血をそこで
冷やして体温調整するためなんだって。
なまけることにも意味があって、ハゲにも意味がある。
いきものってすばらしい。
豆しばの豆知識、仕事疲れの脳にはほどよい心地よさです。
P.S.アボリーゼ、名をあらためY。
資本主義崩壊の首謀者たち  広瀬隆
IMG_0605.JPG
アボリーゼの学校の図書館だよりに、
おすすめ本として紹介されていた本です。
おもしろそうだなと思い借りてきてもらいました。
世界経済が破綻した理由は、一握りの人間が
巨万の富を貪るために仕組んだもの。
世界を牛耳っているのは、ユダヤ人のロスチャイルドファミリー。
その歴史は中世、ユダヤ人が金貸し業者として
強欲なユダヤ人と蔑まれていた時代からはじまります。
いまや日本の庶民の資産までもが狙われている。
郵政民営化は実は、ウォール街をバックにしたアメリカ政府がしくんだもの。
おそろしい。
この先どんな将来が待ち構えているのでしょう。日本の生き残りへの道は?


メメント・モリ 藤原進也
IMG_0607.JPG
「メメント・モリ」とは、
中世末期、ヨーロッパで盛んに使われた宗教用語。
ラテン語で、「死を想え」
この本を手にしたきっかけは、
テレビの対談番組でもっくんが、
20代の頃この本に感銘をうけてインドへ旅したと語ったこと。
1983年に刊行され、ロングセラーとなりましたが
今は絶版です。21世紀エディションを入手しました。
この本に書評はいらないでしょう。
1Q84 BOOK2  村上春樹
IMG_7767.JPGベストセラーになるだけあって
ストーリー展開が面白く、ぐんぐん読めます。
単なる娯楽小説として読めば、面白かったで終わり、
気楽なんですが、
結局、作者がなにを言いたかったのか考えはじめると
迷宮入りです。
最後の終わりかたも、腑に落ちないし。
空気さなぎや、リトルピープル、1Q84はなにを意味するのかも
よくわからないままです。

まったく違うジャンルの小説ですが、宗教や女神性をテーマにしたダビンチコードに
どこか似ていると思ったのは、私だけでしょうか?
マトリックスにも似ているし。
いろいろな小説や映画の虚構の世界と社会問題をごちゃまぜにした娯楽小説、なんて書いたら
村上春樹ファンにおこられますね。
1Q84  BOOK1 村上春樹IMG_7622.JPG








久々に村上春樹の本を読みました。
今ベストセラーになっている話題の本です。
第1次ブームは20年以上も前、
ノルウェーの森がベストセラーになり、みんな読んでいた学生の頃を思い出しました。

1Q84は、買ってまで読もうという気になれず、いつか誰かに借りようかなと思っていました。
なんと、おじいちゃんが持っていたのでさっそく借してもらいました。

内容はともかくとして、先がどうなるのか気になるストーリー展開で一気に読めます。
感想は、BOOK2を読んでから。
無双原理・易   桜沢如一
IMG_7416.JPG







桜沢先生の2冊目です。
科学は、すべて陰陽で説明がつくという本です。
易は単なる占いではなく、かなり難解な東洋哲学であり、
宇宙現象一切が起きるゆえんを説明する原理である。
難しくて半分くらいしか理解できませんでした。

食養人生読本  桜沢如一
IMG_7413.JPG







久司道夫が師と仰いだ、桜沢如一(さくらざわゆきかず)の「食養」の本です。
昭和15年初版の本ですが、今世界的ブームとなっているマクロビオティックの
基礎を築いた先生です。
内容はかなり過激ですが、おもしろくて一気に読めます。
食べ物が人をつくる、そしてその役割を担っているのは主婦であり母なのです。
この本を読むと、自分も桜沢先生からお叱りをうけている気分になります。
夢をかなえるゾウ  水野敬也
IMG_7411.JPGガネーシャの課題、全部で29題あります。
毎日実行すれば、本当に夢がかないます。
実行あるのみです。
影響されやすい母は、さっそくまねしてみました。
だけど、なかなか続かない・・・・・。
そこが、凡人と偉人の違いですね。




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